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在宅避難の備え|自宅で安全に過ごすための備蓄と準備リスト

在宅避難の備え|自宅で安全に過ごすための備蓄と準備リスト

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地震や台風などの災害が起きたとき、避難先として真っ先に思い浮かぶのは避難所かもしれません。しかし近年は、自宅が安全であれば無理に避難所へ行かず、住み慣れた家でそのまま過ごす「在宅避難」という選択肢が広く知られるようになりました。

避難所は収容人数に限りがあり、災害の規模によっては満員になることもあります。プライバシーの確保や感染症対策の面でも、自宅で過ごせるならその方が落ち着いて生活できるという考え方です。

この記事では、在宅避難を選べる条件と、停電や断水が起きても自宅で安全に過ごすために備えておきたいものを、リスト形式で整理してご紹介します。

在宅避難とは

在宅避難とは、災害が発生したあとも避難所へは行かず、自宅にとどまって生活を続けることを指します。ライフラインが止まっても、備蓄と準備があれば自宅で数日から1週間程度をしのぐことを目指します。

ただし、誰もが在宅避難を選べるわけではありません。前提となるのは、自宅の安全が確保できることです。

注意

建物が倒壊の恐れがある、浸水や土砂災害の危険区域にある、火災が迫っているといった場合は、在宅避難にこだわらず速やかに避難してください。在宅避難はあくまで自宅が安全なときの選択肢です。

自治体が発行するハザードマップで、自宅が浸水想定区域や土砂災害警戒区域に入っていないかを事前に確認しておくと、いざというときの判断がしやすくなります。

備え① 水

在宅避難の備えでまず優先したいのが水です。飲み水だけでなく、調理や歯みがきなどにも使うため、思っている以上に多く必要になります。

目安は1人1日3リットルです。最低でも3日分、できれば1週間分を確保しておくと安心です。4人家族なら、1週間分でおよそ84リットルが目標になります。

ペットボトルの水は賞味期限があるため、後述するローリングストックの考え方で少しずつ入れ替えながら備蓄するのがおすすめです。

備え② 食料

食料も水と同じく、最低3日分、できれば1週間分を備えておきましょう。ここで役立つのがローリングストックという方法です。

ローリングストックとは、普段食べている保存のきく食品を少し多めに買っておき、古いものから消費しては買い足していくやり方です。特別な非常食をそろえなくても、日常の延長で無理なく備蓄を回せます。

ヒント

停電すると電子レンジやIHが使えないことを想定し、加熱しなくても食べられるものを中心にそろえておくと安心です。レトルト食品、缶詰、栄養補助食品、ビスケットなどが向いています。

備え③ 停電対策

停電すると照明や家電が使えなくなり、夜間は真っ暗になります。明かりと電源の確保は、安全と安心の両面で欠かせません。

懐中電灯やランタンは、家族の人数分に加えて部屋ごとに置いておくと移動が楽になります。スマートフォンの充電のために、モバイルバッテリーも複数用意しておきましょう。

調理用には、カセットコンロとガスボンベがあると温かい食事がとれます。ボンベは多めにストックしておくと、断水時のお湯の確保にも役立ちます。

  1. 明かりを確保する

    懐中電灯やランタンを部屋ごとに配置し、予備の電池もそろえます。

  2. 電源を確保する

    モバイルバッテリーを満充電にしておき、可能なら大容量タイプも検討します。

  3. 火を確保する

    カセットコンロとガスボンベを用意し、調理やお湯の準備に備えます。

備え④ 断水・トイレ対策

断水で見落とされがちなのがトイレの問題です。水が流せなくなると、衛生環境はあっという間に悪化します。

携帯トイレや簡易トイレは、1人1日5回程度を目安に、3日から1週間分をまとめて備えておくと安心です。家族の人数分を計算してそろえておきましょう。

あわせて、生活用水として風呂の残り湯をためておく習慣をつけると、トイレを流す水や掃除に使えます。飲用には向かないため、飲み水とは分けて考えてください。

備え⑤ 情報と連絡手段

停電やスマートフォンの電池切れで、情報が得られなくなることもあります。電池式や手回し式のラジオがあれば、災害情報や避難情報を継続して受け取れます。

家族とは、災害時にどう安否を確認し合うかを事前に決めておきましょう。電話がつながりにくいときは、災害用伝言ダイヤル171やSNS、災害用伝言板などを活用する方法を共有しておくと安心です。

集合場所や連絡の取り方を家族で話し合っておくだけでも、いざというときの混乱を大きく減らせます。

備え⑥ 衛生用品

断水時は手洗いやお風呂が難しくなるため、衛生用品の備えが快適さを左右します。ウェットティッシュやドライシャンプー、消毒用アルコールなどをそろえておきましょう。

ゴミの収集が止まることも想定し、ゴミ袋は多めに準備しておくと安心です。中身が見えにくい色つきの袋があると、使用済みの携帯トイレの処理にも使えます。

マスクや救急用品、常備薬、生理用品なども忘れずに備えておきましょう。

持ち出し用の備えも忘れずに

ここまでは自宅にとどまる前提の備えを紹介してきましたが、状況によっては避難所へ移動する必要が出てくることもあります。

そのため、すぐに持ち出せる防災リュックも別に用意しておくと、どちらの状況にも対応できます。リュックに入れておきたいものは 防災リュックの中身チェックリスト で詳しくまとめていますので、あわせて参考にしてください。

読者
在宅避難の備えと、持ち出し用の備えは別々にそろえるんですか?
筆者
はい、目的が違うので分けておくのがおすすめです。自宅用は量を重視し、持ち出し用は最低限を素早く持ち出せる軽さを重視します。

よくある質問

Q

在宅避難の備蓄は何日分そろえればよいですか

A

最低3日分、できれば1週間分が目安です。大規模災害ではライフラインの復旧に時間がかかることがあるため、余裕を持って備えておくと安心です。

Q

マンションでも在宅避難はできますか

A

建物の安全が確保されていれば可能です。ただし停電でエレベーターが止まると上下の移動が大変になるため、水や食料の備蓄は各家庭で計画的に行いましょう。

Q

ローリングストックは何から始めればよいですか

A

普段食べているレトルト食品や缶詰、水などを少し多めに買い置きすることから始められます。古いものから使い、使った分を買い足すだけなので無理なく続けられます。

まとめ

在宅避難は、自宅の安全が確保できる場合に選べる落ち着いた避難の形です。日頃の備えがあるかどうかで、災害後の生活の安心感は大きく変わります。

  • 自宅がハザードマップ上で安全か事前に確認した
  • 水を1人1日3リットル、3日から1週間分そろえた
  • 加熱不要の食料をローリングストックで備えた
  • 明かり・電源・カセットコンロなど停電対策を用意した
  • 携帯トイレと生活用水で断水に備えた
  • ラジオと家族の安否確認方法を決めておいた
  • 衛生用品とゴミ袋をそろえた
  • 持ち出し用の防災リュックも別に準備した

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できるところから少しずつ備えを進めて、いざというときに自宅で安全に過ごせる環境を整えておきましょう。