エックスアンテナ
停電時にやることリスト|あわてないための手順と備えのポイント

停電時にやることリスト|あわてないための手順と備えのポイント

·

停電は、台風や地震、落雷、設備のトラブルなどによって、ある日突然やってきます。照明が消え、テレビやエアコンが止まり、スマートフォンの電波が不安定になることもあります。

いざというとき、何から手をつければよいか分からずあわててしまう方は少なくありません。この記事では、停電したらまず確認すること、やっておきたい手順、避けるべき行動、そして日頃の備えまでを整理してお伝えします。

情報

落ち着いて行動できるかどうかは、事前に手順を知っているかどうかで大きく変わります。一度目を通しておくだけでも、本番での安心感がちがいます。

停電したらまず確認すること

停電に気づいたら、すぐに復旧作業を始めるのではなく、最初に状況を把握することが大切です。原因が自宅にあるのか、地域全体に及んでいるのかで、とるべき対応が変わります。

自宅だけか、地域全体か

まずは窓の外を見て、近所の家や街灯が点いているかを確認します。周囲が明るいのに自宅だけが暗い場合は、自宅の設備が原因の可能性が高くなります。

反対に、近所一帯が真っ暗であれば、地域全体の停電と考えられます。この場合は自宅で復旧操作をしても直らないため、情報収集に切り替えます。

ブレーカーの確認

自宅だけが停電している場合は、分電盤のブレーカーを確認します。一度に多くの家電を使ってアンペアを超えると、ブレーカーが落ちて電気が止まることがあります。

落ちているブレーカーが見つかったら、使用中だった家電のスイッチをいくつか切ってから、ブレーカーを上げ直します。それでも繰り返し落ちる場合は、無理をせず電力会社や電気工事業者に相談しましょう。

停電情報を集める

地域の停電が疑われるときは、電力会社の停電情報サイトやアプリで状況を確認します。原因や復旧の見通しが案内されていることもあります。

スマートフォンが使える間に、自治体の防災情報や気象情報もあわせてチェックしておくと安心です。

停電時にやること手順

状況を確認したら、次の流れで落ち着いて行動します。順番を意識すると、限られた電力や明かりをうまく使えます。

  1. ブレーカーの状態を確認する

    自宅だけの停電ならブレーカーを確認します。地域全体なら復旧を待ちつつ、次の手順に進みます。

  2. 冷蔵庫の扉は開けない

    停電中は庫内の冷気を保つため、できるだけ扉を開けないようにします。閉めたままなら数時間は低温を保ちやすく、食品の傷みを抑えられます。

  3. スマートフォンの電池を温存する

    連絡や情報収集の生命線になるため、画面の明るさを下げ、不要なアプリを閉じて節電します。省電力モードに切り替えるのも有効です。

  4. 情報を収集する

    電力会社や自治体から、停電の原因と復旧見通しを確認します。長引きそうなら、その後の過ごし方を早めに考えます。

  5. 夜間は明かりを確保する

    暗くなる前に懐中電灯やランタンを用意します。両手が使えるよう、置いて使えるタイプの明かりがあると行動が楽になります。

読者
冷蔵庫の中身、心配で何度も開けて確認したくなります。
筆者
気持ちは分かりますが、開けるたびに冷気が逃げてしまいます。中身が気になっても、復旧までは我慢するのが結果的に食品を守るコツです。

やってはいけないこと

停電中は、よかれと思った行動が思わぬ事故につながることがあります。とくに火の扱いには注意が必要です。

ろうそくは手軽な明かりに見えますが、倒れたり、寝てしまって消し忘れたりすると火災の原因になります。明かりは、できるだけ電池式の懐中電灯やランタンを使いましょう。

注意

停電中にろうそくやマッチなどの裸火を使うのは、火災のリスクが高く危険です。明かりは電池式のライトを基本にしてください。

また、地震などで避難する際は、家を離れる前に分電盤のブレーカーを落とすことが大切です。これは、電気が復旧したときに起きる通電火災を防ぐためです。

復旧時の注意点

電気が戻ったときも、油断は禁物です。停電中に倒れた電気ストーブや、傷んだ配線に電気が流れて出火する通電火災に注意します。

警告

通電火災は、地震後の火災原因として知られています。避難で家を離れるときはブレーカーを落とし、戻ってから安全を確認したうえで一つずつ電気を入れ直してください。

復旧後は、まず室内に異臭や発熱、こげた跡がないかを確認します。問題がなければ、家電のスイッチやコンセントの状態をチェックしながら、少しずつ通電させていきます。

水回りや電気製品に異常を感じたら、使用を中止して点検を依頼しましょう。一度に全部の電気を入れず、段階的に確認するのが安全です。

日頃からできる備え

停電は予告なく起きるため、ふだんからの準備が安心につながります。特別な道具をそろえなくても、身近なものから少しずつ用意できます。

  • モバイルバッテリー(できれば容量に余裕のあるもの)
  • 懐中電灯やランタン、予備の電池
  • カセットコンロとガスボンベ(調理やお湯に役立ちます)
  • 飲料水と日持ちする食品
  • 携帯ラジオ(情報収集の手段を増やせます)

これらは停電だけでなく、さまざまな災害で役立ちます。持ち出し用の備えについては防災リュックの中身チェックリストもあわせてご覧ください。

ヒント

備えは一度そろえて終わりではありません。電池やボンベの残量、食品の賞味期限を定期的に見直すと、いざというときに確実に使えます。

よくある質問

Q

停電中、冷蔵庫の食品はどのくらいもちますか

A

扉を開けなければ、数時間程度は低温を保ちやすいとされています。ただし停電が長引く場合や気温が高い場合は傷みやすくなるため、復旧後はにおいや状態を確認してから食べるようにしてください。

Q

ブレーカーを上げても電気が戻りません

A

地域全体の停電が原因の場合は、ブレーカーを操作しても復旧しません。近所の状況を確認し、電力会社の停電情報をチェックしてください。自宅だけで繰り返し落ちる場合は、業者への相談をおすすめします。

Q

避難するとき、ブレーカーは落とすべきですか

A

はい。家を離れる際にブレーカーを落としておくと、復旧時の通電火災を防ぐことにつながります。とくに地震のあとは、忘れずに行いたい習慣です。

まとめ

停電は突然起きますが、手順を知っていればあわてずに対応できます。状況の確認から復旧後の安全チェックまで、落ち着いて進めることが大切です。

  • まず自宅だけか地域全体かを確認する
  • 自宅なら分電盤のブレーカーをチェックする
  • 冷蔵庫の扉は開けず、スマホの電池を温存する
  • 電力会社や自治体で停電情報を集める
  • ろうそくなどの裸火は使わず電池式ライトを使う
  • 避難時はブレーカーを落とし通電火災を防ぐ
  • 復旧後は異常がないか確認してから少しずつ通電する
  • モバイルバッテリーやライト、カセットコンロを備えておく

関連記事

あわせて読みたい

防災リュックの中身チェックリスト|本当に必要なものを優先度順に

停電や避難に備えて、すぐ持ち出せる1袋に何を入れるかを優先度順に整理。

あわせて読みたい

在宅避難の備え|自宅で安全に過ごすための備蓄と準備リスト

停電・断水が長引いても自宅で数日〜1週間しのぐための備蓄と準備。