「最近スマホの電池の減りが早い」——これはバッテリーの劣化が原因かもしれません。実はスマホのバッテリーは、日々の使い方で寿命が大きく変わります。この記事では、バッテリーの仕組みをふまえた「科学的に正しい長持ちのコツ」を紹介します。
スマホのバッテリーはなぜ劣化する?
ほとんどのスマホはリチウムイオン電池を使っています。この電池は、充電と放電を繰り返すうちに少しずつ蓄えられる電力量が減っていきます。
情報
バッテリーの劣化は「充放電の回数」と「置かれた環境(熱・電圧)」で進みます。つまり、使い方しだいで劣化のスピードをゆるやかにできるということです。
長持ちさせる5つのコツ
① 充電は「20〜80%」を意識する
リチウムイオン電池は、0%に近い状態と100%に近い状態の両方が負担になります。常に満充電・常に使い切り、を避け、ゆるやかに20〜80%の範囲で使うと劣化を抑えやすいとされています。
最近のスマホには「充電を80%や90%で一時的に止める」機能が備わっていることが多いので、活用しましょう。
② 高温を避ける
注意
バッテリーにとって最大の敵は「熱」です。直射日光の当たる車内、布団の中での充電、ケースをつけたままの高負荷ゲームなどは要注意。熱を持った状態での使用・充電は劣化を一気に進めます。
③ 充電しながらの重い操作を控える
充電中に高負荷のゲームや動画撮影をすると、本体が熱を持ちやすくなります。発熱は劣化の原因。充電と高負荷作業は、できれば分けるのが理想です。
④ 純正・認証済みの充電器を使う
粗悪な充電器は電圧が安定せず、バッテリーや本体に負担をかけることがあります。純正品か、安全基準を満たした認証済み製品を選びましょう。
⑤ 長期保管は「50%前後」で
しばらく使わない端末は、満充電でも空でもなく、50%前後の状態で涼しい場所に保管するのが電池にやさしいとされています。
バッテリーの減りを抑える設定
寿命とは別に、「1日の電池の持ち」を良くする設定も押さえておきましょう。
| 設定 | 効果 |
|---|---|
| 画面の明るさを下げる/自動調整 | 消費電力の大きい画面の負担を減らす |
| 画面の自動オフ時間を短く | 無駄な点灯を防ぐ |
| 使わないアプリの位置情報をオフ | バックグラウンドの消費を抑える |
| 低電力モードの活用 | 一時的に消費を抑えられる |
よくある疑問
まとめ
- スマホのバッテリーはリチウムイオン電池で、充放電回数と熱で劣化する
- 20〜80%の範囲を意識し、満充電・使い切りを避ける
- 最大の敵は熱。高温下での使用・充電は避ける
- 充電しながらの重い操作を控え、認証済みの充電器を使う
- 「使い切ってから充電」は今の電池には当てはまらない
ちょっとした習慣の積み重ねで、バッテリーの寿命は確実に変わります。今日からできることから始めてみましょう。